

弥生美術館で開催中の
『ひまわり展』に行ってきました。
「よき女性の人生は、よき少女時代を送った人に与えられる」との信念から
まだ敗戦の爪痕が残る昭和22年に創刊された少女雑誌「ひまわり」。
美しく愛らしい挿絵にちりばめられた宝石のような言葉の数々…。
『誰だって美しくなりたいと思わない人はないでしょう。
美しくなるということは、他の人たちに、
美しいと認めてもらうことだと思ってはいけません。
美しいものを見た時には、皆、こころよい気持ちになります。
自分が美しくなるというのは、皆の気持ちをよくさせること、
つまり、自分のみにくい所を、
人にみせて不愉快にさせてはいけないという心づかいです。』
『思い出の豊富な事が、どんなにあなたの生活を豊かにし、
楽しいものにすることでしょう。
それはあなたが、その時代を、真剣に注意深く生活した賜です。
怠惰な生活からは、印象は希薄になり、
わずかな苦い思い出が、あなたの心を蝕むだけです。
それゆえ日々の生活を、決しておろそかにしてはいけません……』
少女時代には出会えなかったけど、「淳一学校」の本は
私の蔵書のひとつになりました。

中原淳一---少女雑誌『ひまわり』の時代 (らんぷの本)
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